石巻で毎年開催される「川開き祭」。
本来は治水をやった孫兵衛さんの偉業をたたえ、
今年は東日本大震災の慰霊の想いを込めて、
石巻に数多くいる全国からのボランティアが、
1万個の灯篭のうち、
前もって各地から集められ、
(※写真 "110731灯篭流し1")
赤や黄色の灯篭を見ると、
「ごめんね。助けてあげられなくて」
「生まれ変わってもまたパパとママの子供に生まれてきてね」
「大好きだよ」
「本当にありがとう」
「あなたといれた○○年間、本当に幸せでした」
「元気でね。ばあちゃんと仲良くね。」
と、簡単な文章なんですが、
「一つ一つの灯篭が魂を持った犠牲者です。」
大勢のボランティアと地元の方が並んで、
(※写真 "110731灯篭流し2")
中には「この兄弟を一緒に流してやってください」
分を見つけられた方もいらっしゃいました。
仲良く寄り添い、灯りを揺らめかせながら流れて行く二つの灯篭。
この灯篭にどんな想いを馳せたのか。
(※写真 "110731灯篭流し3")
徐々に暗くなっていく旧北上川の空。
その下で1000を越える魂が自分達の手を越えて川に流れ、
(※写真 "110731灯篭流し4")
2日目。
初日の追悼の雰囲気とうって変わって「お祭り」
商店が立ち並び、ステージが設けられ、有名人の登場やミッキー&
「こんなにたくさんの若者がいる!!」
どうしてもご高齢の方と接する機会の多い私たちにとってはそれだ
(※写真 "110801川開きミッキー")
ふと冷静になってみるとすごい光景です。
津波で廃墟となった建物の前に屋台が出ていて、
「人間って強い」そう思わせるひとコマでした。
傾いた建物の周辺で大勢の人が見上げる中、
(※写真 "110801川開き花火")
「
と開催についても賛否両論あったようですが
2日間に及ぶ祭が無事に終わった今、この地元に愛された「
多くの市民の方の大切な節目となり、
最後に、
「震災から5カ月。石巻の人たちの中にはやっと立ち上がり、
でも、
今日は立ちあがって歩いていこうという市民の人たちと一緒にお祭
また明日からは新しい日が始まります。
座り込んでいる人には隣に一緒になって座り、
そんな風にしながらこの街の復興をこれからも皆で協力していきま
きっとこの街は復活します。その日を信じて、
(※写真 "110801川開きステージ")
0 件のコメント:
コメントを投稿